ご出産の方へ

無痛分娩

Epidural Labor

無痛分娩について

当院では、希望される方に無痛分娩をおこなっています。

無痛分娩とは、鎮痛作用のある麻酔薬を使って陣痛の痛みを軽減して出産する方法です。

当院では、硬膜外麻酔による無痛分娩を実施しています。
硬膜外麻酔とは、背中(硬膜外腔)に細いチューブを入れて、チューブを通して背中に麻酔薬を注入する方法です。

分娩中はチューブから鎮痛作用のある麻酔薬を少しずつ注入していきます。

陣痛による痛みを和らげますが、お母さんの意識ははっきりしており、いきみながら出産し、出産直後の赤ちゃんを抱くこともできます。痛みを和らげる以外は通常のお産と変わりありません。

分娩取り扱い実績 (2023年)

年間分娩数
1595件
無痛分娩件数
480件
帝王切開件数
269件

無痛分娩は予約制となっていますので、ご希望の方は妊婦健診中に申し込んでください。
費用は通常の分娩料金+およそ9万円~掛かります。

よくあるご質問

陣痛が始まり痛み止めを使用したいと感じた時から薬を流し始めます。
自然分娩と比べると、痛みはだいぶ和らぎますが、痛みの感じ方は産婦さんそれぞれです。
医師と相談しながらお薬を流していくので分娩中は気兼ねなくスタッフに声がけしてください。
当院での無痛分娩は計画分娩(あらかじめ日程を決めて入院する)にて行っています。
硬膜外カテーテル留置後、当日もしくは翌朝から陣痛促進剤を使用して分娩誘発を行います。
原則、母児の安全を考慮し平日昼間の施行となりますが、土日祝日も安全性が確保できれば施行致します(時間外加算あり)。
ただし、深夜など緊急対応が困難な状況では、学会の勧告に従い安全性を優先させていただきます。
以上、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
入院時期は妊婦検診で決めていきます。
38週~39週が多いですが、予定日近くなることもあります。入院後も麻酔投与の当日に分娩する方もいれば数日かかる事もあり個人差があります。
分娩進行状況によっては吸引分娩や帝王切開に切替わる場合もあります。